2023.6.1 thu 13:30- 裁判傍聴(控訴審判決日)
第16民事部 土田昭彦、古谷健二郎、森岡礼子、大寄久、園部直子の各裁判官による、判決が東京高等裁判所808法廷で言い渡された。
毎週火曜・木曜・金曜はこのメンバーらしい。
「主文 原告の訴えを棄却する。裁判費用は原告の負担とする。」
この時、私が取ったメモによると、体感10-15秒とメモしている。
まぁ、小さい声でしかも一瞬。
開廷の前に、「メディアによる撮影が2分間あるので、映りこみたくない方は法廷の外でお待ちください」との説明があった。
その説明の時間と撮影時間を合わせた時間の方が、判決を言い渡す時間より長かった。
吉備氏がはるばる大阪からやってきたというのに、棄却の説明を全く行わないという態度、それはどうなのだろうか。とても疑問に感じた。
「裁判とは関係ない」という声がどこかから聞こえてきそうだが、関係ないところだからこそ、裁判官の人となりが出ると思った。
昔、とある裁判でさだまさし氏の曲を例に出し、被告に話しかけた裁判長がいたという。
これまた「それは刑事裁判だから違う」という声が聞こえてきそうだが、そういうのは論点が違うから受け付けない。
司法とは、人の心を持ちつつ法律で事件をさばくのではないのか。
裁判官も色々いるものだ。
そして、何で前回といい今回と言い、裁判長の声が小さいのだろう。
判決が言い渡された後、関係者席の後ろあたりから「情報公開しろよ!!」という怒号が飛んだが、その時の裁判官の驚いた顔が印象的だった。「怒号を浴びれば、そりゃ驚くだろう」という話ではない。
やましいことをしているところを見つかったかのような顔で驚いていたのが、印象的だった。確たる信念で出した判決なら、もっと堂々としてもよさそうなものだけど。
逃げるように退廷するところが、色々見てる側に思わせた。
司法記者クラブ記者会見
記者会見場では、大手、フリー、その他一般参加者があつまり、弁護団と吉備さんの話を聞いた。人数は数えなかったが、記者の方は20人いたかいないか。一般参加者が10人くらいだったか。要約は以下。
- 控訴棄却
- 不当判決である。
- 裁判所は詳しい話は無視している。
- もともと情報公開法の対象の情報だったのに、情報公開法の成立に合わせたようにJALにボイスレコーダーを返した。(情報公開を迫られる前に民間企業に返還した?)