日本航空安全啓発センターと残存機体の写真


JALロゴ   日本航空安全啓発センター

JAL、安全啓発センターを開設! 2006年04月19日 第06006JGN号
 JALは4月24日、安全啓発センターを開設します。JALグループ社員の安全教育及び安全意識の確立を目的として、社員教育に活用するとともに、一般の方へも公開し、広く社会の航空安全に役立てていきます。(中略)
 安全啓発センターは社外有識者からなる諮問機関「安全アドバイザリーグループ」の提言に基づき開設するもので、4月より発足した「安全中枢組織」である安全推進本部内に組織的に位置付けます。安全啓発センター長を始めとする3名のスタッフが運営し、航空機事故部品の管理・展示、航空安全に関する文献・資料などの収集・管理、センターの案内業務を含む運営・維持管理業務を行います。
 日本航空はこの安全啓発センターを「安全の礎」とし、全てのグループ社員がお客さまの命と財産をお預かりしている重みを忘れることなく、社会に信頼いただける安全な運航を提供していくための原点としなければならないと考えています。
案内地図
東京モノレールご利用の際は、「各駅停車」にご乗車ください。
「空港快速」「区間快速」は「整備場」駅には停車しません。
改札口を出て、右方向に進み、次の交差点を右折しますと

右側に「JAL」のロゴマークの付いたビルが見えます。
一階に受付がありますので、申し込んで下さい。(サイト管理人)

【安全啓発センターの概要】
 ・住所・・・東京都大田区羽田空港1−7−1第2綜合ビル内
 ・広さ・・・展示場約622平方メートル、事務室等約65平方メートル
 ・JAL123便事故(JA8119号機)の残存機体(後部圧力隔壁、垂直尾翼前側、後部胴体の一部、座席)、飛行記録装置、コックピット音声記録装置などを展示しています。主な部品点数は41点です。
 ・日本航空の主な事故、世界の主な事故パネル、航空機事故年表を展示します。その他、書籍・文献コーナー、検索用PCを備えています。

【一般の方の見学について】
開館および予約受付時間
月〜金(年末年始および祝日を除く)10::00〜12:00、13:00〜16:00 臨時休館日がございます。

申込方法
見学希望日の2ヵ月前の月初よりご来館前日まで、お電話にて受け付けております。
ご予約電話番号:03−5756−3566、ファクス 03−5756−3576

申込内容 見学希望日時 見学人数(最大20名様までお受けいたします) 見学者名簿(ご予約時にご案内いたします) 連絡先

約1時間、ガイドが館内をご案内させていただきます。※開始時刻の5分前までにご来館ください。

予約および見学にあたってのご注意 JALグループ社員の研修施設ですので、一般の方は開館時間内であっても受付できない時間帯がございます。1回のご案内は最大20名様までとさせていただきますので、既にご見学先約があります場合は、ご希望の人数を受付できない場合がございます。予約後のご変更・お取消は、ご来館前日までにお願いいたします。安全啓発センター内は、著作権、版権の関係で写真撮影はご遠慮いただいております。社員の研修施設ですので、小学生未満のお子さまの見学、ご同伴はご遠慮ください。 (JALのホームページより)

日本航空安全啓発センター・室内配置図
室内配置図
A:後部圧力隔壁、B:後部胴体、C:ボイスレコーダー/フライトレコーダー、D:123便事故の説明、
E:座席、F:垂直尾翼、G:新聞報道、H:事故原因と対策、I:航空機事故年表、J:日本航空の主な事故、
K:世界の主な事故パネル、L:検索用PC 書籍・文献コーナー

123便事故残存部品展示室
 墜落現場や飛行経路下から回収された部品のうち日本航空に返却後保存されていた後部圧力隔壁、垂直尾翼、後部胴体および乗客用座席などの部品が展示されています。
 また犠牲者が残した遺書やメモ(現物または写真)が展示され、持ち主不明の遺品約2700点中から「衝撃の大きさを物語る」、腕時計5点、眼鏡フレーム3点、鍵3点、ボールペン2点、電卓1点、カメラのレンズ3点が展示されています。
後部圧力隔壁 後部胴体
事故機に搭載されていたボイスレコーダー/フライトレコーダーが展示されています。 事故機の飛行経路、フライトレコーダーの記録、回収部品などの情報をパネルと映像で説明しています。 壊れた座席
室内 123便事故の新聞報道や事故現場の写真が展示されています。 123便事故の原因やその後の対策についてパネルと映像で説明しています。

航空機事故資料室
 これまでに日本航空が起こした事故や世界の主な航空機事故の資料が展示されています。事故の原因や対策についても説明を加え、航空機の安全性向上の歴史について学べるようになっています。
ジェット機が商用運行を開始した1950年代以降の主な事故を年代順に紹介してあります。 当社の起こした主な事故について事故の概要・原因・対策を説明しています。 日本航空以外の航空会社の主な事故事例について事故の概要・原因・対策を説明しています。





保存されていた残存機体

保存されていた残存機体
成田空港に保管されていた日航123便の残存機体
写真提供 米田憲司氏 著書に御巣鷹の謎を追う


HOMEへ